耳赤・恥の一手 梵天丸編D

第六譜 (92-95)

私の打った手はB(8-八)でした。このあたりの局面は非常に難解で、先生のコメントだけが頼りです。私の打った手に対し、ダメ出しはありませんでした。中央の黒に配慮し、手厚く打っていていいのではとの事でした。(置き碁として相場=身の程をわきまえた手を打っていると理解しました)

この局面、A(12-五)、B(8-八)、C(12-十三)あるいはそれ以外の手、14-七をキカシてからのAかB等、まだ置き碁の有利さが残っているのでそれなりにしっかり打てれば勝つチャンスはあるようです。(局後の手直しではっきりしましたが、打っているときはそんな余裕は全くありませんでした。)
第一に考えたC(12-十三)は気持ちのいい手ですが、後手を引きそうで不満(不安?)でした。(細かくなるがキズがない形だけに、きちんと残る可能性ありとは思います。) A(12-五)は威勢はいいのですが先生相手に見通しが立ちませんでした。(14-七をキカシてAと打つと相当のイジメがあり、このように打つ一手とも思いましたが打てませんでした。下手相手なら確実にこの手を選択していたと思います。) 白にプレッシャーをかけつつ身の安全を確かめる手と思いB(8-八)を打ちましたが、白に手を抜かれると嫌だなとの思いはありました。

8-八曲がりに対し、白からキカシ(93)の後、白95(12-五)となりました。次の手黒96を考えてください。

梵天丸

(2009.3.3)


もどる