耳赤恥の一手 梵天丸編パート2A

参考図

 私の打った手はCの一間に受けでした。先生曰く:「上辺を囲わせるのか、打ち込んで荒らすのか、ここでは態度を決めて打つ所、一間に受けは中途半端」との事でした。囲わせるなら、Aにボウシ、白ケイマに受け(12―四)なら、さらにボウシ(12―六)という要領か、打ち込むならBの各種ハサミ、先生はどこにハサんでも一局との事で、3間に低くハサミ白地を根こそぎ荒らしてしまう手もあるとの事でした。私は置き碁で、白の勢力圏に入って行って、サバくとか居直るとの発想がない(いい思いをした事がないトラウマです)ので、打ち込みについてはこれ以上確認していません。打ち込みたい方が結構いらしたようなので、「プロ第一感の打ち込む手」と「その後のサバキかオサマる具体例」を次回の千寿会の先生にお聞きしたいと思いました。黒ボウシは考えましたが、威勢はいいのですが実にならないような気がして打ち切れませんでした。先生の目からは見ると、この局面でのCの一間の受けは石がハッテない、中途半端と見えるようです。このあたりの感性はご指導戴いても、解説して戴いても、そう簡単には身につきそうもないところのように感じます。

 振り返って、黒40は13―三(オオゲイマ)か右辺16―十の3連星の方が大きいのでは・・・
との声ですが、確かにそのようにも思います。その場合は黒38と白39の交換をしない方がいいのでしょうね。(黒38がないと隅が少し気になりますが・・) このあたり、打っているときは、左下隅も、中央も豊かになりまずまずと暢気に思っていましたが、ご指摘のように少し緩かったかも分かりません。

第二譜 (42-53)

 黒46は白に受け(10―四)を期待したものですが、白47と反発され、49の所に並ぶ手がない事に気づき(白に48の所に打たれオワ)、少々動揺しています。上辺が予想外のいい地になり(あっという間に白40目余り)嫌な流れではあるけど、黒も結構地があるので、白45の石に食いついてイジメモードさえ保って行けば、まだまだ優勢な碁と思っていました。次の黒54を考えてください。ここでも私の打った手に対し先生から、「ご指導」を戴きました。

梵天丸

(2009.5.7)


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