耳赤恥の一手 梵天丸編パート2B

第三譜(54-65)

 梵天丸の凡手におつき合い頂き、皆様には篤く感謝いたします。もうしばらくおつき合いいただければ幸いです。

 先生の一言、こういうところは下辺を受けておくところですとの事。従ってA(14−十六、14−十七、15−十六)が正解です。Aの中にパパさん投稿の14−十五も追加します。(候補手を出す時この手が投稿されている事を知りませんでした。)4手の中では一間(14−十六)が普通かと思います。白ツケコシ(55)に黒遮って(56)白切ったとき(57)に黒は下がっていて(60)大丈夫のように思います。他の3手との優劣は未確認で私には何とも分かりかねます。B(18−十四)とハイ込む手も有力と思いますが白から15―十六とツケられサバカれてしまうようにも思います。(黒上にハネコム手(15―十五)は無いようで、黒下ハネ(15−十七)では白にノビられ(14−十六)攻めがききそうにないと思いますがいかがですか。)

 私の打った手はC(黒54)でした。後の黒64(11−六)と白65(10―四)の交換が約束されているところなので、急所を一撃し、中央が豊かになるのでいい手ではないかと思い(信念を持って!)打ちましたが、本譜のように右下隅を決められるのがいかにも大きく、ここは下辺を受ける一手との事です。要するに隅の地を大事にし、辛抱しつつ白を攻める要領と理解しました。厚みを囲うな!ですよね。 対局中は中央があっという間に地模様になりまずまずの進行と思って打っています。ここで次の手黒66を考えてください。どこが一番大きいかです。

梵天丸

(2009.5.12)



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