私がはずしたこの一手1

出題図 26(21)

旅行から帰ってきました。シュウコー先生の次の一手難し過ぎて、解答出しづらかったですね。それにしても小生のピンハズぶりは見事なものでした。

さて私が受けた指導碁から、私が全く気づかなかった「この局面ではこの一手」をご披露します。実戦の思考中の候補手にもなく、指摘されてもその手の意味が一瞬分からなかった記憶があります。超簡単と思われる方がいらっしゃることは容易に想像できますがお付き合い戴ければと思います。

K八段との3子局。出題図までの黒の着手に対するコメントを簡単にまとめます。皆さまのご参考になれば幸いです。

(1) 黒30、32はガッチリ勝ち切ろうとする気持ちは分かるしこういう打ち方もあるが、やはり白29の右1間に一杯に詰めたいところ。

(2) 間に合わせ(先生談)の白47に対する攻め方がまずい。まともに攻めて白に好形を与えている。ここは71の点にツケて大きく攻めるところ。白はまともに相手していると54の点にボウシされて取られもあるところ。

(3) 黒66は、白5を孤立させ白73を余儀なくさせた好手と先生からお褒め戴きました。

さて出題図です。黒は地合いも厚味もリード。さらに優勢を拡大させたいところです。私の打った手は平凡な発想の手でした。K先生の目から見る盤上この一手、黒74をご回答下さい。気楽にどんどんご回答戴ければ幸いです。

梵天丸

(2012.11.25)


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