シューコー先生の次の一手(3)

黒19は?
ヒント:戦いの原点。

残暑厳しい折、テンポアップして次の一手(3)へ進めさせていただきます。対局者は、楊嘉源九段の実弟、楊嘉栄八段(黒)とNHK杯で毎年活躍される元天元、結城聡九段(白)。右側を黒、左側を白と盤上を二分した後、黒は左下隅を荒らす。黒の打ち方は足が早く、白はじっくり型。「これでどちらがいいかは言えない。ただ、次の一手は誰もが眼がいくはず」と、シューコー先生はザル碁の小生の耳に痛いことを言います。

白6は右下の黒の発展を止める大場。左辺や上辺より大きい。黒7は次の大場。白が左辺に打つと両翼を張った模様になるから、当然のカカリだそうです。白は8のハサミから14まで中に厚みを形成。黒は15と右上にカカリ、白16受けを待って上辺17。白は18と外を固めて黒に
手を渡す。黒は地、白は厚みの対抗となりました。次の黒19は「戦いの原点になるところ」というのがヒントでした。当然ながら愚生はアサッテの方角に眼が行きましたが、諸賢兄はズバリ当ててください(出題図1〜18)。

亜Q

(2012.8.25)


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