御馴染み O 氏の棋風占い

「ハンス・ピーチと仲間たち」の掲示板で“棋風占い”が話題になっていた。そこで見かけたのが御馴染みの御仁、当ホームページ管理人O氏だった。上の掲示板で若い女性たちが占い論を展開している場に、思わず飛び込んだらしい。

確か彼は、某プロ(当時は七段だったが、昇段改革で九段に)度60%だったはず。それがいつの間にか、「私は坂田栄男度80%」と言っている。“足早に進め、厳しい手でシノギきる棋風”とご丁寧に解説までつけて。ところがその彼が、せっかくの占い結果に自らすぐに水をかけてしまう。「やるたびごとに結果は変わる、とても当たっているようには思えない」と。ま、正直でよろしいけれど、100点取ったテストをチラッと見せてすぐしまう子供みたい。

私が子供の頃に見かけた大人たちの風景が思い浮かぶ。我が意に沿う結果が出るまで取っ替え引っ換えおみくじを引く。挙句の果ては「あんなもの、どうせ当たりはしない」と捨て台詞。イソップ童話に出てくる狐さんにも似たような話があったかな?

彼は応用物理を専攻した根っからの理科系。いくつかの設問に答えるだけで棋風と言う玄妙なるものをはじいていいのか!彼にしても私にしても、そもそも、その日の気分次第で碁はくるくる変わるのだ。眉に唾して占いに接する思いは、私とてわからないではない。

しかし、何度も棋風占いを繰り返し、その中で“最高値”を意図的に出したとしたら…。そして、1回だけ試みて見事「小林覚度90%」を引き当てた私に嫉妬していたなら…。――ナノフォトニクスなる今流行の技術に挑む彼の日ごろの研究態度が問われます。

亜Q

(2003.6.17)


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