新年会

挨拶をする鷹西氏
挨拶をする鷹西氏(左)

ハンス・ピーチ六段の一周忌の追悼を兼ねて、千寿会の新年会が1月24日の本年最初の例会の後、行われた。今回は、ニュー・オオタニの囲碁クラブとの合同の新年会で、約40名が赤坂の中華料理店「維新號」に集まった。

特別ゲストの加藤正夫九段の乾杯の挨拶の後、すばらしい料理をいただきながら、話を交わしました。少し遅れて、会場に現れたのが、ニュー・オオタニの会員のお一方、掲示板にも書かれていたが、お歳は94才。もちろん、今も囲碁を打っていらっしゃる。昨年、日本棋院がアマ八段を一般に開放したが、その最初の取得者である。多分、加藤副理事長もこの方には頭が上がらないんじゃないかな?

今更ながら言うことでもないが、囲碁の良いところは、このような年齢の方から子供まで、全く何の差別もなく楽しめることであろう。しかも、勝負ができるということがすばらしい。今回は新年会ということで、最年少は20才であったが、千寿先生は4才から94才までの碁会を企画したいといっている。何の問題もなく実現できるでしょう。

同じテーブルでの会話で、ニュー・オオタニの囲碁クラブに若い人が入ってこないという話になりました。維新號の主人が未だに一番若いそうである。入会金と会費を聞いて私は納得したのであるが、M師匠は弟子を指して、「ハッピーマンデーにはこんな若い女性会員がいっぱいいますよ、安い夜間会員や、休日会員などを作れば、連れて行きますよ」と、売り込んでいた。

さて、亜Q氏が最後まで解けなかった下に掲載した問題の2問目。千寿会で珍回答が続出。元院生の答は、一子を移動すると片仮名の「イキ」という字になると。また、ある方は、最後に打たれた白石はこの図の外側の場所で、その一子を問題図の中に打っていれば生きていたという。さすが、囲碁将棋ジャーナルで婚約者から「おもしろい人です」といわれただけのことはあると、感心しました。

この問題、亜Q氏は新年会の席で、周りの人に教えてもらい、やっと解けたのでした。が、私に加藤先生に聞いてみてくれという。自分が解けなかったのは、プロと同じ感覚だからであると言いたげである。加藤先生にお見せしたところ、解けないと、しかし、一分もたたないうちに、正解を答えて下さいました。残念ながら、亜Q氏の目論見は見事にはずれてしまったのでした。

話が弾むうちに、新年会はお開きになり、私を含めて何人かは加藤先生に伴われて、新宿に繰り出しました。

かささぎ

(2004.2.1)


もどる