ペア碁レポート

ベストドレッサー賞2位のT氏ペア
ベストドレッサー賞2位のT氏ペア

去る11月16日に行われた、 アマチュア・ペア囲碁選手権大会、荒木杯ハンデ戦 に出場しましたので、大会の様子などをレポートさせていただきます。

その前に、15日の千寿会から。 私のペアは、千寿会の皆様ご存知のValentin君。 実のところ、Valentin君とは対局したことがなくて、「このくらいはわかるだろう」 という期待のレヴェルがあんまり高くないとイイなぁ。と思っておりました。 千寿会でペア碁の練習をさせて頂いたのですが、相手ペアはかささぎさん・魚返くん ペア(かささぎさんもCブロックの関東代表としてペア戦に出場されました)。 しかも、千寿先生、水間先生が大碁盤で解説してくださっていました。 プロの先生2人+高段者3人に囲まれると、未知の世界に勝手に引きずり込まれる気 分で、私は緊張しっぱなし。 練習ということで、最後までは打ちませんでしたが、先生方には「相性がよさそう」 と言っていただけて、多少気が楽になりました。

ペア戦当日、私達はBブロック(ポイント3)に出場しました。 初戦はご夫婦のペア。郵便碁をなさっているそうです。 結果から先に言ってしまうと、負けてしまいました。 生きるはずの石が死んで(それでも形勢はよかったらしいのですが)、攻め合いで取 れるはずの石が逆に取られて・・・・。 生きるはずの石にとどめを刺したのも、ダメを詰めたのももちろん私で・・・「知って ると思ってた」と言われて、あちらこちらチクチク。ごめなさい・・・・。

2回戦は親子ペア。パパとお嬢さんの組み合わせ。 序盤から相手ペアは確実に地を稼いでいて、私はどうやら相手のお手伝いを・・・。 中盤あたりから戦いになり、相手のお嬢さんの協力も得て、相手を飲み込んだ大きな 陣地を作って中押し勝。 この対局で、ペアの上手は『敵2人とスパイ1人』を相手に碁を打つということを実 感しました。

3回戦は再び夫婦ペア。対局前に、『ベストドレッサー賞にノミネートされた』とい うことで写真を撮られ、緊張したせいか対局直前までカチコチ。 対局が始まってからは、Valentin君はきっとこの石を取りたいんだ・・・と思い込んで 攻めた(つもりでした)が、Valentin君のホントの狙いが最後までわかっていなく て、気がついた時には相手の別の石を取っていたという感じでした。

4回戦は学生ペア。2人とも知っている子で、できれば当たりたくないペアの1つで した。 序盤から空中戦で(私が定石を間違えたからなんですが)、一手打つごとにイロイロ 変わるらしく、相手方の男性が唸っていたりValentin君が顔を真っ赤にしていたり、 難しい碁でした。途中、横目に見たValentin君が余裕そうな顔をしていたので、 「きっと大丈夫なんだ」と好きなように打ちました。 相手の残り時間の関係もあって、勝つことができましたが、終局後Valentin君が「T 大に勝ったぁ♪」と喜んでいたのが印象的でした。

最終的に3勝1敗という成績で、しかも終局後に怒られることもなく、楽しく打てた のでよかったです。 それから、このペア戦ならではの『ベストドレッサー賞』で2位を頂きました。 特に衣装合わせをしたわけではなかったので、Valentin君のスーツと私のドレスに共 通する色がなかったんですが・・・とにかく嬉しかったです。 また機会があったらペア戦に出場したいです。

(2003.11.24)


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