魚返君(院生)と対局するベンヤミン君(左) |
11月の1ヶ月間、ドイツから日本へ囲碁修行に来ていたベンヤミン(Benjamin Teuber)君が帰国しました。彼は現在19歳、兵役に代わる民間役務の義務に就いているところです。棋力は院生のオンドラ君と早碁を何十局も打って、勝ったり負けたり。来年5月に義務期間が終了したら、日本へ本格的に院生修行にやってくる予定です。ちょっと年齢がいっているかも知れませんが、応援してあげてください。
かささぎ
(2002.12.2)2001年12月 | 22勝4敗 | Bクラスへ昇級 |
2002年1月 | 6勝5敗 | Bクラス残留 |
2月 | 1勝10敗 | Cクラスへ降級 |
3月 | 10勝6敗 | 昇級ならず |
4月 | 5位(勝敗数不明) | 惜しくも昇級ならず |
5月 | 12勝3敗 | Bクラスへ昇級 |
6月 | 1勝10敗 | Cクラスへ降級 |
7月(6日現在) | 5勝3敗 | 残り全勝すれば予選へ |
8月 | 残念ながら予選出場ならず | |
「ヒカルの碁」にプロ棋士を目指す院生の様子が描かれているが、 チェコからの留学生で院生のオンドラ君もプロを目指して院生修行に励んでいる。
現在日本棋院東京本院の院生はA、B、Cの3クラスに分かれている。 A、Bクラスの定員は各12名、その他はCクラスで、現在20名が在籍している。 合計44名だが、韓国の院生の160名と比べるとかなり少ない。
院生手合いは1ヶ月単位で、毎月、各クラス内で総当りのリーグ戦が行われる。 手合いは毎週日曜日に行われる。1ヶ月でクラス内の全員と対局するため、 Cクラスでは人数の多いときなど、 1日に一人6局の対局をこなさなければならないときもある。 そのときは当然ながら持ち時間の短い超早碁となる、ただし秒読みはある。
院生手合いの一局 オンドラ・シルト(白)−白川覚(黒)白6目半勝ち 53(25):76(71):78(69):90(50):153(25):156(50):178(147) |
1ヶ月の成績で上位4名が上のクラスに自動的に昇格する。それに伴い、下位4名が陥落する。 昨年11月末に来日したオンドラ君のこれまでの成績を右に示す。
来日してすぐにBクラスへ昇級したが、現在はCクラスが続いている。 上位4名は常にBクラスでもまれているため、4位に入るのがなかなか大変である。
しかし、大変だともいってられない。 なぜなら、この5月、6月、7月の成績が非常に重要であるからである。 この3ヶ月の平均順位で、プロ試験の受験資格が得られるかどうかが決まる。 上位8名(昨9名)は予選免除で直接本戦に出場できる。 その下の16名(一昨年17名)が予選出場の権利を得る。 したがって、平均順位24位以内に入らないと受験資格さえない。
オンドラ君は5月はCクラスだから、 6、7月にBクラス残留だとかろうじて予選に出場できる。ここが正念場である。 気合を入れて頑張ってもらいたい。
以上、私の断片的な知識をまとめましたが、間違いがあれば指摘してください。
かささぎ
(2002.5.25)
Hello everyone !
I am Dragos Bajenaru and I am Chizu sensei's student!
Regards, |
バリー君 (2002.3.16) |
かささぎ
(2002.3.27)
この大会には25ヶ国74名の選手が参加して、 まず、4回戦スイス・マクマホン方式の予選で24名に絞られた後、決勝トーナメント で優勝した選手1名が世界大会に出場できる。
チャバ君は予選を1位で通過、決勝トーナメントでは 準決勝で敗退。一方、ドラゴーシュ君は予選を16位で通過、決勝トーナメントでは、 惜しくも決勝戦で敗退した。いずれも、ロシアのAlexander Dinerchtein選手に敗れた。
写真(右がドラゴーシュ君)および棋譜(127手まで、Dinerchtein選手の黒番中押し勝ち) は決勝戦。いずれもドラゴーシュ君の ホームページより転載。
かささぎ
(2002.3.19)
外国人の碁は(ヨーロッパ)力碁、感覚より読みと戦いが、 中心!したがってプロの気がつかない手をさがしだす 可能性が魅力!ただ単調になる傾向があり、
見た目には、スジが悪くみえる。バランスと感覚が ハンスはそのなかでは、理解し始めているように感じます。 さとるより (2001.8.3) |